Canon LIPSLX/CARPS2 Printer Driver for Linux Version 3.40 
必ずお読みください
目次
ご使用になる前に
1. はじめに
このたびは「Canon LIPSLX/CARPS2 Printer Driver for Linux」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。このドライバは、キヤノンデバイスに対応した、Linux OS用のプリンタドライバです。Linux OS向けの印刷システムCUPS (Common Unix Printing System) を使用します。このドライバをインストールすると、GUI (Graphical User Interface) の設定画面およびコマンドラインから、デバイス固有の機能を設定して印刷できます。
2. プリンタドライバの配布ファイル構成
プリンタドライバで配布するファイルを次に示します。
README-lipslx-3.4x.html(本ドキュメント)
ドライバご使用上の注意や補足情報
LICENSE-JP.txt
ドライバの使用許諾契約書
guide-lipslx-3.4x.tar.gz
ドライバの利用方法を記したユーザーズガイド
圧縮ファイルのため、任意のディレクトリに解凍してご参照ください。
cndrvcups-common-3.80-1.i386.rpm(32-bit用)
cndrvcups-common-3.80-1.x86_64.rpm(64-bit用)
cndrvcups-common_3.80-1_i386.deb(Debian 32-bit用)
cndrvcups-common_3.80-1_amd64.deb(Debian 64-bit用)
CUPSドライバ共通モジュールのインストールパッケージ *
cndrvcups-lipslx-3.40-1.i386.rpm(32-bit用)
cndrvcups-lipslx-3.40-1.x86_64.rpm(64-bit用)
cndrvcups-lipslx_3.40-1_i386.deb(Debian 32-bit用)
cndrvcups-lipslx_3.40-1_amd64.deb(Debian 64-bit用)
プリンタドライバのインストールパッケージ *
cndrvcups-utility-1.00-1.i386.rpm(32-bit用)
cndrvcups-utility-1.00-1.x86_64.rpm(64-bit用)
cndrvcups-utility-1.00-1_i386.deb(Debian 32-bit用)
cndrvcups-utility-1.00-1_amd64.deb(Debian 64-bit用)
Canon Printer Setup Utilityのインストールパッケージ
cndrvcups-common-3.80-1.tar.gz
CUPSドライバ共通モジュールのソースファイル
cndrvcups-lb-3.40-1.tar.gz
プリンタドライバのソースファイル
install.sh
ドライバをインストールするために使用するインストーラ
* CUPSドライバ共通モジュールおよびプリンタドライバのファイル名は、お使いのバージョンによって異なります。ここで示すインストールパッケージのバージョンの組み合わせで使用してください。
3. プリンタドライバの使用環境
このプリンタドライバは、次の環境でご使用ください。
ハードウェア
x86互換の32-bit CPUまたは64-bit CPUを搭載し、Linuxが動作するコンピュータ
動作確認OS
次のOSにて動作確認済みです。
64bit/32bit
Ubuntu 16.10/17.04 Desktop
Debian 8.6-8.8
Fedora 25
64bit
CentOS 7.3
ソフトウェア
CUPSバージョン1.2以降
ドライバをインストールする前に、CUPSをOSへインストールし、起動しておいてください。
セキュリティに応じた各種サービスで、プリンタの追加と印刷が可能となっている必要があります。
Ghostscript
印刷する前に、使用しているディストリビューションに対応したGhostscriptをインストールまたはアップデートしておいてください。Ghostscriptは、ディストリビューションのWebサイトより入手できます。
メモ
次のコマンドを実行してopvpとoprpが表示されていれば、このドライバを使用するのに必要なGhostscriptがインストールされています。
% gs -h | grep opvp
対象プリンタ
このプリンタドライバに対応する機種とドライバファイルを次に示します。
双方向通信が必要な機種と、片方向通信の機種に分けて説明します。機種に対応する通信環境についても、こちらを参照してください。ドライバファイル名の<機種>には、機種名のうちの数字、または数字に続くアルファベットが含まれます。
双方向通信が必要な機種
imageRUNNER ADVANCE *(CNCUPSIRADV<機種>ZJ.ppd)
USB接続時は片方向通信になります。
iR-ADV 4025/4035, iR-ADV 4045, iR-ADV 4225/4225F/4235/4235F, iR-ADV 4245/4245F, iR-ADV 4525/4535, iR-ADV 4545, iR-ADV 6055/6065, iR-ADV 6075, iR-ADV 6255/6265, iR-ADV 6275, iR-ADV 6555/6565, iR-ADV 6560, iR-ADV 6575, iR-ADV 8085/8095, iR-ADV 8105, iR-ADV 8205, iR-ADV 8285/8295, iR-ADV 8505, iR-ADV 8585/8595
カラーMULTI FUNCTION PRINTER *(CNCUPSMF<機種>CZJ.ppd)
MF620C シリーズ, MF720C シリーズ, MF8000C, MF8200C, MF8300C, MF8500C
MULTI FUNCTION PRINTER(CNCUPSMF<機種>ZJ.ppd)
MF8000 シリーズ *, MF8300 シリーズ *, MF8400 シリーズ, MF9220
iR C2110F/C2110N(CNCUPSIRC2110ZJ.ppd)
片方向通信の機種
imageRUNNER ADVANCE *(CNCUPSIRADVC<機種>ZJ.ppd)
iR-ADV C350F, iR-ADV C355, iR-ADV C2020/C2020F/C2030/C2030F, iR-ADV C2218, iR-ADV C2220/C2220F/C2230F, iR-ADV C3320/C3320F/C3320i/C3330/C3330F/C3330i, iR-ADV C3520/3530, iR-ADV C5030/C5030F/C5035/C5035F, iR-ADV C5045/C5045F/C5051/C5051F, iR-ADV C5235/C5235F/C5240/C5240F, iR-ADV C5250/C5250F/C5255/C5255F, iR-ADV C5535/C5540, iR-ADV C5550/C5560, iR-ADV C7055/C7065, iR-ADV C7260/C7270, iR-ADV C7565, iR-ADV C7580/7570, iR-ADV C9065 PRO, iR-ADV C9075 PRO, iR-ADV C9270 PRO/C9280 PRO
カラーimageRUNNER(CNCUPSIRC<機種>ZJ.ppd)
iR C2550F, iR C3000 シリーズ *, iR C2880/C2880F/C3380/C3380F, iR C3080/C3080F/C3580/C3580F, iR C3880/C3880F/C4580/C4580F, iR C4080/C4080F, iR C5180/C5180N, iR C5185/C5185N, iR C5870/C5870N, iR C5880N/C6880N, iR C6870/C6870N
imageRUNNER/MEDIO(CNCUPSIR<機種>ZJ.ppd)
iR105i, iR2230, iR2270/2270F/2870/2870F, iR3025/3025F, iR3035/3035F/3045/3045F, iR3225/3225F *, iR3235/3235F/3245/3245F *, iR3570/3570F/4570/4570F, iR5055/5055N/5065/5065N, iR5075N, iR5570/5570N/6570/6570N, iR7086/7095/7105, iR7270N, iR8570N
imagePRESS(CNCUPSIPRC<機種>ZJ.ppd)
imagePRESS C1, imagePRESS C1+, imagePRESS C650 *, imagePRESS C700/800 *, imagePRESS C750 *, imagePRESS C850 *
カラーLBP(CNCUPSLBP<機種>CZJ.ppd)
LBP712C *, LBP841C *, LBP842C *, LBP843C *, LBP7600C *, LBP7700C, LBP9500C/9600C, LBP9510C *, LBP9520C *, LBP9650C *, LBP9660Ci *, LBP9900Ci/9950Ci *
LBP(CNCUPSLBP<機種>ZJ.ppd)
LBP251 *, LBP252 *, LBP253 *, LBP312 *, LBP351/352 *, LBP3410, LBP3700, LBP3800, LBP3900/3950, LBP3910/3930, LBP3920/3970, LBP3980, LBP3980M, LBP4500 *, LBP5400, LBP5900, LBP5910/5910F, LBP5910M/5910MF, LBP6600 *, LBP6700, LBP6710, LBP8630/8620/8610, LBP8720/8710/8710e *, LBP8730i *, LBP8900 *
MULTI FUNCTION PRINTER(CNCUPSMF<機種>ZJ.ppd)
MF210 シリーズ, MF220 シリーズ, MF230 シリーズ *, MF240 シリーズ*, MF417 *, MF510 シリーズ *, MF4010, MF4100 シリーズ, MF4200 シリーズ, MF4320-4350, MF4360-4390, MF4400 シリーズ, MF4500 シリーズ, MF4600 シリーズ, MF4700 シリーズ, MF4800 シリーズ, MF6500 シリーズ, MF6700 シリーズ *, MF6800 シリーズ *, MF7100/MF7200 シリーズ, MF7300/MF7400 シリーズ
キヤノフアクス(CNCUPSL<機種>ZJ.ppd)
L90/160/230, L250, L410 シリーズ, L1000
D400-450(CNCUPSD450ZJ.ppd)
*:IPv6に対応
4. プリンタドライバのインストール方法
コンピュータがインターネット環境に接続していることを確認したあと、ドライバをインストールしてください。
ドライバのインストール方法および使用方法の詳細については、配布ファイルに同梱しているユーザーズガイドを参照してください。
使用上の注意
1. インストール時の制限事項(ディストリビューション共通)
印刷で使用するキャッシュファイルが"/etc/cngplp"以下に残っている状態で、ドライバパッケージをアンインストールすると、"/etc/cngplp"が削除されないため警告が表示される場合があります。キャッシュファイルは残ったままでも問題ありません。削除する場合は手動で"/etc/cngplp"を削除してください。
USB接続でプリンタをお使いの場合、1台のコンピュータに対して複数のプリンタを接続し、キューを登録すると、正常に印刷や情報取得が行われないことがあります。この現象は、1台のコンピュータに対して接続するプリンタを1台にすれば回避できます。
64bit環境の場合、バージョン2.00から2.20のいずれかから、バージョン2.30以降へドライバを更新すると、印刷時にエラーが起こることがあります。
この問題は、ドライバをアンインストールしたあと、再度ドライバをインストールすることで復旧できます。
また、ドライバを更新しないで、ドライバをアンインストールしたあと、新しいバージョンのドライバをインストールすることでも回避できます。
iR C2110F/C2110N、MF8400 シリーズ、LBP9500C/9600Cをお使いの場合、プリンタの本体パネルではIPv6設定が可能ですが、ネットワーク接続はIPv4のみサポートとなります。
プラグアンドプレイでUSB接続したプリンタを自動登録した場合、またはCanon Printer Setup UtilityでUSB接続したプリンタを登録した場合は、片方向通信のプリンタが作成され、色味など正常に印刷ができないことがあります。双方向通信が必要なデバイスの場合は、次のコマンドでプリンタを登録する必要があります。
# /usr/sbin/lpadmin -p[登録プリンタ名] -P[PPDファイルパス] -v cnusb:/dev/usb/lp0 -E
USB接続でプリンタをスプーラに登録する場合、ディストリビューションによってはデバイスURIに"/dev/usb/lp*"と指定しても"Printer not Connected"と表示され、正常に印刷できないことがあります。その場合、以下のコマンドを使って表示されるプリンタ固有の名称をデバイスURIとして指定してください。
例:iR C5185の場合
(1) デバイスURIを確認する
# /usr/sbin/lpinfo -v
direct usb://Canon/iR%20C5185%20(LIPS4)
direct usb://Canon/iR%20C5185%20(LIPS%20LX)
(2) プリンタを登録する
# lpadmin -p IRC5185_USB -m CNCUPSIRC5185ZJ.ppd -v usb://Canon/iR%20C5185%20(LIPS%20LX) -E
LIPSLXまたはUFR II/UFRII LT(US/UK)ドライバのうち、2つ以上がインストールされている環境で、1つのパッケージだけ更新すると、更新時にエラーが発生します。この問題は、インストールされているすべてのパッケージを同時に更新すると回避できます。
2. インストール時の制限事項(ディストリビューションごと)
Fedora/Ubuntuの場合
Fedora 12またはUbuntu 9.10をお使いの場合、CUPSのWebインタフェースからのデフォルトオプションを変更すると、各機能間の設定に競合が発生しているのにもかかわらず、デフォルト値が保存されます。また、一度競合が発生した状態で保存されると、Webインタフェースで競合が発生しない正しい値に設定しても保存できません。この状態で[cngplp]画面を表示すると、不正な動作をする場合があります。この問題は、次のどちらかの方法で回避できます。
(1) 不正な動作をしたプリンタを再登録する
(2) 次のコマンドでCUPS をアップデートする(Fedora 12のみ)
64bitのとき
# yum update cups.x86_64
32bitのとき
# yum update cups.i686
Fedora 19またはUbuntu 14.10をお使いの場合、lpadminコマンドにてプリンタキューを作成するとき、-mオプションを利用すると、一般ユーザ権限では[cngplp]画面にキューが表示されないことがあります。
この場合、Canon Printer Setup Utilityからプリンタを登録してください。lpadminコマンドで登録する場合は、PPDファイルを指定するオプションに、-mでなく-Pを指定してください。-PでPPDを指定する場合、指定するPPDファイルへのパスは絶対パス、または相対パスを指定してください。
例:
# /usr/sbin/lpadmin -p[登録プリンタ名] -P[PPDファイルパス] -v lpd:[デバイスURI] -E
Fedora/CentOSの場合
必要なパッケージが不足しているためドライバをインストールできない場合があります。その場合、以下のコマンドでパッケージを追加すると回避できます。
64bitのとき
<Fedora 10>
# yum install glibc.i386
<Fedora 11>
# yum install glibc.i586
<Fedora 12-17>
# yum install glibc.i686
<Fedora 18-21>
# yum install pangox-compat
# yum install glibc.i686 *1
<Fedora 22>
# dnf install pangox-compat
# dnf install glibc.i686 *2
# dnf install libgcc.i686 *2
# dnf install libstdc++.i686 *2
# dnf install libxml2.i686 *2
<Fedora 23以降、またはCentOS 7.3>
# dnf install libglade2
# dnf install glibc.i686 *2
# dnf install libgcc.i686 *2
# dnf install libstdc++.i686 *2
# dnf install libxml2.i686 *2
32bitのとき
<Fedora 18-21>
# yum install pangox-compat
<Fedora 22>
# dnf install pangox-compat
<Fedora 23以降>
# dnf install libglade2
*1 同名の64bitライブラリ(最新バージョン)のインストールが必要となる場合があります。
例:"yum install glibc.i686"でライブラリのインストールに失敗した場合、"yum install glibc"で64bitのglibcライブラリをインストールしたあとに"yum install glibc.i686"を実行すると、回避できる場合があります。
*2 同名の64bitライブラリ(最新バージョン)のインストールが必要となる場合があります。
例:"dnf install glibc.i686"でライブラリのインストールに失敗した場合、"dnf install glibc"で64bitのglibcライブラリをインストール、または、すでにインストールされている場合は"dnf upgrade glibc"でアップグレードしたあとに"dnf install glibc.i686"を実行すると、回避できる場合があります。
Fedoraの場合
Fedora 22以降をお使いの場合、ドライバのインストール時、アップグレード時、またはインストーラの動作時にyumコマンドが廃止される旨の警告が表示されることがありますが、インストールは正しく行われるので問題ありません。
Ubuntu/Debianの場合
デフォルト設定でインストールしたとき、必要なライブラリがないため、ドライバをインストールできない場合があります。以下のコマンドでライブラリをインストールすると回避できます。
64bitのとき
<Ubuntu 12.04-13.04>
# apt-get install libglade2-0
# apt-get install ia32-libs
<Ubuntu 13.10以降またはDebian 8.6以降>
# apt-get install libglade2-0
# apt-get install libxml2:i386
# apt-get install libstdc++6:i386
32bitのとき
# apt-get install libglade2-0
Ubuntu 7.04から9.04またはDebian 3.1から5.0のいずれかをお使いの場合、共通モジュールをインストールするためにlibcupsys2ライブラリが必要になります。システムにインストールされていない場合、以下のコマンドを実行することでインストールできます。
# apt-get install libcupsys2
Ubuntuの場合
Ubuntu 13.10をお使いの場合、lpadminコマンドでプリンタキューを作成するとき、-mオプションを使用するとLocal Rawプリンタとして登録され、プリンタが正しく登録されません。次のどちらかの方法で回避できます。
(1) PPDファイルを指定するオプションに-mの代わりに-Pを指定してプリンタを登録します。
-PでPPDファイルを指定する場合、[PPDファイルパス]には絶対パス、または相対パスを指定してください。
# /usr/sbin/lpadmin -p[登録プリンタ名] -P[PPDファイルパス] -v lpd:[デバイスURI] -E
(2) 次のコマンドでCUPSをアップデートします。
# apt-get install cups
Debianの場合
64bitのDebian 8.6以降をお使いの場合、OSのデフォルト設定では、32bitパッケージがインストールできない設定になっているため、インストールに失敗することがあります。この場合は、OSの設定を変更して、32bitパッケージをインストールできるようにする必要があります。次にコマンドの指定例を示します。
# dpkg --add-architecture i386
# apt-get update
OSの設定を変更して、32bitパッケージをインストールした場合は、インストールした32bitパッケージをアンインストールするまで、OSの設定を元に戻せません。
Debian GNU/Linux 4.0をお使いの場合、プリンタ登録操作時にppdファイルエラーとなることがあります。プリンタ登録コマンドのppd指定に-mの代わりに"-P[ppdのフルパス]"を使用してください。
例:
/usr/sbin/lpadmin -p LBP5900 -P /usr/share/cups/model/CNCUPSLBP5900ZJ.ppd -v lpd://192.168.1.10/LBP5900 -E
Debian GNU/Linux 5.0.2をお使いの場合、共通モジュールをインストールするためにgs-espモジュールが必要となります。以下のコマンドを実行するとgs-espモジュールをインストールできます。
# apt-get install gs-esp
上記以外のディストリビューションの場合
SUSE LINUX Professional 9.3をお使いの場合、ドライバ画面が文字化けすることがあります。この問題は、以下の方法で回避できます。
(1) rootでログインする
(2) 以下のコマンドを実行して、GTK+の環境設定を変更する
# cd /etc/
# ln -s opt/gnome/gtk ./
SUSE LINUX Professional 9.3をお使いの場合、ドライバ画面を起動すると、ワーニングが発生することがあります。この問題は、以下の方法で回避できます。
(1) [Kメニュー] > [コントロールセンター]を起動する
(2) [外観&テーマ]を選択する
(3) [色]を選択する
(4) [非KDEアプリケーションにも色設定を適用]のチェックをオフにする
(5) [コントロールセンター]を閉じる
3. 印刷時の制限事項(ディストリビューション共通)
[印刷全般]ページの[明るさ/ガンマ補正設定]で100未満の値を指定した場合、Ghostscriptの動作原因により、最終ページに黒いページが余分に出力される場合があります。
印刷時プリントキューの最大保持数は、CUPSモジュールの仕様により500未満です。500番目以降のプリントキューは破棄されます。
OpenOffice.orgおよびStarSuiteより[ページレイアウト]で複数ページ/枚を指定した場合、CUPSモジュールの動作原因により、正しく複数ページ割り付けされて出力されません。
OpenOffice.orgおよびStarSuiteより部数指定して作成したPostScriptファイルは、ドライバ画面の[プリンタ選択/印刷設定]ページ内の[印刷部数]で指定した値ではなく、PostScriptファイル作成時の部数を反映して出力します。
OpenOffice.orgのWriterなどのアプリケーションの印刷画面で給紙部を指定した場合、指定は無効となり、ドライバ画面で設定した給紙部を使って印刷されます。給紙部を指定して印刷するには、ドライバ画面で指定するか、コマンドラインから印刷してください。
[cngplp]画面やコマンドラインからTIFF、JPEG画像を印刷した場合、画像が分割されて複数ページに渡って印刷されることがあります。この問題は、GIMP等のアプリからPostScriptファイル出力したあと、出力した当該PSファイルを[cngplp]画面やコマンドラインから印刷すると回避できます。
エントリやテキストビューの値を設定後、ダイアログボックス右上の[X]ボタンをクリックして終了すると、エントリやテキストビューに設定した値が[OK]ボタンをクリックした時と同様に、有効な値として扱われます。設定値を無効にしたい場合には、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
ドキュメント名が32バイトを超過するドキュメントを指定して印刷した場合、ドライバ側でドキュメント名を33バイト目以降の文字列を削除します。そのため、デバイスに表示されるドキュメント名の長さは最大32バイトとなります。
[cngplp]画面やコマンドラインから、PDF画像ファイルを印刷した場合、画像によっては印字結果が黒で塗りつぶされることがあります。Adobe Reader 9を使用できる環境にある場合、印刷時に[詳細設定]ダイアログボックスで、[プリンターによるカラー指定]または[画像として印刷]を選択すると回避できることがあります。
PDFに含まれる画像を印刷する場合、pdftopsが利用するプログラムによっては、正しく印刷できないことがあります。以下のコマンドで、利用するプログラムを変更すると回避できることがあります。
<Ghostscriptのpdftopsをお使いの場合>
# lpadmin -p[登録プリンタ名] -o pdftops-renderer-default=pdftops
<popplerのpdftopsをお使いの場合>
# lpadmin -p[登録プリンタ名] -o pdftops-renderer-default=gs
Adobe Reader 8からPDFを印刷した場合、一部の画像データが印刷されないことがあります。この問題は、Adobe Reader 7または9を使用するか、またはPostScriptオプションをレベル3に設定して印刷すると回避できる場合があります。
CUPSのバージョンによっては、lpoptionsに"#"や"\"を使うと正常に印刷されません。これらの文字は使用しないでください。
Linux以外のOS環境で作成されたPDF書類をAcrobat Readerより印刷する場合、PDFファイル中で使用されている和文フォントによっては、正しい印刷結果が得られないことがあります。
バージョン1.6.3以前のCUPSをお使いの場合、コンピュータとデバイスをUSB接続してプリンタを自動登録したとき、2ジョブ目以降のデータが正常に印刷できないことがあります。この場合、Canon Printer Setup Utilityでプリンタを再登録すると回避できることがあります。
プリント処理中にドライバ画面より設定内容を変更した場合、印刷結果は変更後の設定内容を反映したものになります。
Ghostscriptのバージョンが8.6.xの場合、印刷できない文書があります。
[部門別ID管理の認証]/[セキュアプリントの認証]を正しく設定しないと、認証機能が使用できない、または印刷できないことがあります。デバイスが認証情報の暗号化機能に対応している場合は[モード2]、対応していない場合は[モード1]を設定してください。
OpenOffice.org、GIMP、Acrobat Reader v5.0などのアプリケーションより[印刷全般]ページの[明るさ/ガンマ補正設定]を指定した場合、設定内容は有効になりません。
OpenOffice.orgから印刷するときに、ドライバ画面の[印刷部数]で複数部数を指定すると、[回転]等の一部のフィニッシング機能が正常に動作しない場合があります。
[フィニッシャー・Q3]または[サドルフィニッシャー・Q4]を装着して、用紙サイズでA4/レター/リーガルを指定している場合、[仕上げ]ページの[とじ方向]を[短辺とじ(上)]、[ステイプル位置]を[上辺(2ヵ所)]に指定、あるいは[とじ方向]を[短辺とじ(下)]、[ステイプル位置]を[下辺(2ヵ所)]に指定する組み合わせで印刷したときに、正しく印刷されません。
[cngplp]画面やコマンドラインから、TIFF画像ファイルを印刷した場合、画像によっては印字結果が黒で塗りつぶされることがあります。次のどちらかの方法で回避できます。
(1) GIMP等のアプリから印刷する。
(2) PostScriptファイル出力したあと、ファイル出力した当該PSファイルを[cngplp]画面から印刷する。
出力方法に[セキュアプリント]を指定して[cngplp]画面で[印刷/設定保存]を行ったあと、出力方法を[印刷]に変更して印刷すると、[セキュアプリント]実行時に設定したドキュメント名がデバイスのジョブ履歴に表示されます。この問題は、出力方法を[セキュアプリント]から[印刷]に変更した際、[印刷]ボタンで印刷するのではなく[印刷/設定保存]ボタンで印刷すると回避できます。
GTK(GIMP Toolkit)のバージョンにより、画面の文字が欠けて表示される場合がありますが、機能や設定される値には問題ありません。該当する文言領域を再描画すると回復します。
デスクトップまたはコマンドライン上から、PDF書類を直接指定して印刷することはできません。PDF書類を印刷するときは、Acrobat ReaderまたはAdobe Readerより印刷することを推奨いたします。
Adobe Reader 7.0.xの印刷画面で「用紙サイズ」「給紙部」「両面印刷」などを指定した場合、プリンタコマンドにコマンドオプションとして指定した項目が自動的に付加されますが、コマンドオプションとして正しく認識できないため、指定した項目は無効となります。
指定を有効にして印刷する場合、プリンタコマンドのコマンドオプションを以下のように-oでオプションを区切るように指定してください。
[修正前]
-o InputSlot=Manual,Duplex=DuplexNotumble
[修正後]
-o InputSlot=Manual -o Duplex=DuplexNoTumble
Adobe Reader 8.1.2の印刷画面のプロパティで[両面印刷(短辺とじ)]を指定して印刷すると、[両面印刷(長辺とじ)]で印刷されます。この問題は、[cngplp]画面から印刷することによって回避できます。
MF4270、L90/160/230をお使いの場合、環境や印刷データによってはデバイス側でタイムアウトエラーが発生し、「PRINTER DATA ERROR」となり印刷できないことがあります。この問題は、デバイス側のエラータイムアウト設定をOFFにすると回避できます。
4. 印刷時の制限事項(ディストリビューションごと)
Fedora/Ubuntu/CentOS/Debianの場合
認証情報の暗号化機能に対応しているデバイスに対して印刷する場合、各ディストリビューションのbeecryptライブラリが必要となります。
以下にbeecryptライブラリのインストールコマンドの例を示します。
64bitのとき
<Fedora 19-21>
# yum install beecrypt.i686 beecrypt-devel.i686
<Fedora 22以降またはCentOS 7.3>
# dnf install beecrypt.i686 beecrypt-devel.i686
<Ubuntu 13.04-15.10またはDebian 8.6以降>
# apt-get install libbeecrypt7:i386 libbeecrypt-dev:i386
<Ubuntu 16.04以降>
# apt-get install libgcrypt20:i386 libgcrypt20-dev:i386
32bitのとき
<Fedora 19-21>
# yum install beecrypt beecrypt-devel
<Fedora 22以降>
# dnf install beecrypt beecrypt-devel
<Ubuntu 13.04-15.10またはDebian 8.6以降>
# apt-get install libbeecrypt7 libbeecrypt-dev
<Ubuntu 16.04以降>
# apt-get install libgcrypt20 libgcrypt20-dev
imageRUNNERまたはLBPどちらかのカラー機で印刷する場合、JPEGライブラリ(libjpeg62)がインストールされていないと、パフォーマンスが低下することがあります。
以下のコマンドを使用してlibjpeg62をインストールすることで、パフォーマンスの低下を回避できます。
<Fedora 9/10>
# yum install libjpeg.i386
<Fedora 11>
# yum install libjpeg.i586
<Fedora 12/13>
# yum install libjpeg.i686
<Fedora 14-21>
# yum install libjpeg-turbo.i686
<Fedora 22以降またはCentOS 7.3>
# dnf install libjpeg-turbo.i686
<Ubuntu、またはDebian 8.6以降(32bit)>
# apt-get install libjpeg62
<Ubuntu、またはDebian 8.6以降(64bit)>
# apt-get install libjpeg62:i386
Fedora/Ubuntuの場合
Fedora 11以降またはUbuntu 9.04以降をお使いの場合、バナー印刷すると、指定部数分バナーページが印刷されます。
Fedora 15以降またはUbuntu 11.04以降で、明るさを0%から9%に指定して印刷した場合、明るさの設定が有効にならず、明るさを100%に指定したのと同等の印刷結果となります。
Fedora 13以降またはUbuntu 8.10以降をお使いの場合、PDFデータおよびPSデータを印刷するときに明るさとガンマ補正を指定して印刷しても、印刷結果に反映されないことがあります。
Fedora 18以降またはUbuntu 12.04以降をお使いの場合、デバイスをUSB接続して使用すると、同じデータを連続で印刷したとき、2回目以降のデータが正常に印刷されないことがあります。これは、デバイスとOS間でデータの受け渡しに不一致が生じることが原因です。
USBケーブルを抜き差ししてUSBポートをリセットしたあと、以下のオプションを追加すると回避できる場合があります。
# lpadmin -p[登録プリンタ名] -o usb-no-reattach-default=true
CUPSバージョン1.5以前をお使いの場合、USBケーブルを抜き差ししてUSBポートをリセットしたあと、以下のようにcnusbを指定すると回避できることがあります。
# /usr/sbin/lpadmin -p[登録プリンタ名] -P[PPDファイルパス] -v cnusb:/dev/usb/lp0 -E
Fedora 19以降またはUbuntu 8.10以降をお使いの場合、排紙方法を指定して印刷しても、デフォルトの排紙方法で印刷されます。この問題は、CUPSプリンタ設定(Web)から排紙方法の設定を変更すると回避できます。
Fedora 19から21、またはUbuntu 13.04から14.04のいずれかをお使いの場合、[cngplp]画面やコマンドラインからバナーページ印刷設定で[standard], [classified], [secret], [confidential], [topsecret], [unclassified]を選択しても、印刷結果に反映されません。
Fedoraの場合
Fedora 22以降をお使いの場合、マルチバイト文字を含む文字列を印刷すると、対象箇所の文字間隔が詰まって印刷されることがあります。この問題は、geditなどのテキストエディタから印刷すると回避できます。
Fedora 22以降をお使いの場合、UTF-8の4バイト文字を[cngplp]画面やコマンドラインから印刷すると、文字が印刷されないことがあります。また、gedit、FireFox等のアプリから印刷したとき、文字化けすることがあります。これらは、いずれもシステムの原因によるものです。
Fedora 8または9をお使いの場合、[印刷全般]ページの[バナーページ印刷設定] > [印刷終了]で[none]以外を指定すると、印刷キューが停止します。
Fedora 11をお使いの場合、ジョブをキャンセルして印刷キューが停止した状態で印刷すると、ジョブが保留されます。このような場合は、CUPS Webインタフェースのプリンタの状態にある[メンテナンス]ボタンをクリックして、[プリンタを開始]を選択すると、[保留中]のジョブが再実行されます。
[メンテナンス]ボタンがない場合は、[プリンタを停止]を選択すると[プリンタを開始]が選択できます。
Fedora 13から22のいずれかをお使いの場合、[cngplp]画面やコマンドラインから、TIFF、JPEG画像ファイルを印刷すると、印刷画像が崩れることがあります。この問題は、最初にGIMP等のアプリケーションからPostScriptファイル出力したあと、ファイル出力したPSコマンドを[cngplp]画面から印刷すると回避できます。
Fedora 13以降をお使いの場合、[cngplp]画面やコマンドラインから明るさ、ガンマ補正を指定しても、2ページ目以降の印刷結果に反映されないことがあります。これは、アプリケーションが生成するPostScriptデータを、Ghostscriptが正しく認識できていないため、これらの機能が有効とならないからです。
Fedora 20をお使いの場合、[cngplp]画面やコマンドライン(cnjatool)で部門管理機能を設定して印刷しても、部門管理機能が有効にならないことがあります。以下のコマンドでCUPSをアップデートすると回避できます。
# yum install cups
64-bitのFedora 9から20のいずれかをお使いの場合、このドライバを使用してimageRUNNERまたはLBPどちらかのカラー機で印刷すると、正しく印刷できないことがあります。これは、64-bitを標準でインストールすると、32-bitのJPEGライブラリがインストールされないためです。
この問題は、次のコマンドを実行して、パッケージを追加インストールすると回避できます。
<Fedora 9/10>
# yum install libjpeg.i386
<Fedora 11>
# yum install libjpeg.i586
<Fedora 12/13>
# yum install libjpeg.i686
<Fedora 14-18>
# yum install libjpeg-turbo.i686
<Fedora 19/20>
# yum install libstdc++.i686
# yum install libjpeg-turbo.i686
CentOSの場合
CentOS 5.3をお使いの場合、Evinceで複数部数を指定して印刷しても、指定した部数どおりに印刷されません。この問題は、Adobe ReaderなどのほかのPDFビューアから印刷するか、以下の方法で回避できます。
(1) Evinceで、部数を1部、出力先にPSコマンドを選択して、ファイルを出力します。
(2) ファイル出力したPSコマンドを、[cngplp]画面で部数を指定して印刷します。
Ubuntu/Debianの場合
Ubuntu 7.04またはDebian GNU/Linux 4.0をお使いの場合、ドライバ画面などが文字化けすることがあります。/etc/gtk/gtkrc.jaファイルを/etc/gtk/gtkrc.ja.utf8としてコピーし、作成したgtkrc.ja.utf8ファイルの1行目と最終行を以下のように書き換えてください。
[修正前] gtk-default-ja
[修正後] gtk-default-ja-utf8
Ubuntuの場合
Ubuntu 13.10以降をお使いの場合、[cngplp]画面やコマンドラインからマルチバイト文字コードを含むテキストデータを印刷しようとすると、文字化けしたり印刷できなかったりすることがあります。この問題は、geditなどのテキストエディタから印刷すると回避できます。
Ubuntu 8.10をお使いの場合、逆順印刷を指定して印刷しても、印刷結果に反映されません。この問題は、CUPSをアップデートすると回避できます。
Ubuntu 9.04をお使いの場合、CUPSのバージョンを「1.3.9-17ubuntu3.2」にアップデートすると、PSデータ不正のため印刷に失敗します。この問題は、次のコマンドを実行して、CUPSのバージョンを「1.3.9-17ubuntu3.1」にダウングレードすると回避できます。
# apt-get install cups=1.3.9-17ubuntu3.1
Ubuntu 11.10から13.04のいずれかをお使いの場合、同じデータを連続で印刷すると、2回目以降のデータが正常に印刷されないことがあります。以下のコマンドでCUPSをアップデートすると回避できます。
# apt-get install cups
# apt-get install libcups2
Ubuntu 12.10をお使いの場合、[cngplp]画面やコマンドラインからPDF画像を印刷すると正しく印刷されないことがあります。次のどちらかの方法で回避できます。
(1) Adobe ReaderなどのほかのPDFビューアアプリケーションから印刷
(2) /usr/share/cups/mime/cupsfilters.convsを以下のように編集後、CUPSを再起動
[修正前]
# application/pdf application/vnd.cups-postscript 66 pdftops
# application/postscript application/vnd.cups-postscript 66 pstops
[修正後]
application/pdf application/vnd.cups-postscript 33 pdftops
application/postscript application/vnd.cups-postscript 33 pstops
Debianの場合
Debian GNU/Linux 4.0をお使いの場合、Evinceからの印刷に時間がかかったり、印刷できなかったりするPDF文書があります。この場合は、Adobe Readerなど他のアプリケーションから印刷してください。
Debian GNU/Linux 4.0 r6をお使いの場合、ロケールにEUC-JPが設定されているときにテキストファイルを[cngplp]画面から印刷すると、印刷に失敗します。この問題は、テキストエディタやpapsなどのテキスト・ポストスクリプト変換プログラムで作成したPSコマンドを印刷すると回避できます。
上記以外のディストリビューション、またはディストリビューションの組み合わせの場合
OpenSUSE 10.2およびSUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP1に含まれるGhostscriptのバージョンが8.15.3のシステムをお使いの場合、印刷できない文書があります。他のバージョンのGhostscriptを入手してください。
OpenSUSE 11.0でGhostscriptのバージョンが8.6.xのシステムをお使いの場合、EvinceやGIMPなどのアプリケーションから印刷するときに時間がかかることがあります。
OpenSUSE 11.1のKDE環境ではOkularが標準ドキュメントビューアとなりますが、ドライバの機能が正常に動作しません。この問題は、Adobe Reader等の他アプリケーションを使用すると回避できます。
Vine Linux 3.1をお使いの場合、Adobe Reader 7.0.9からの印刷に時間がかかったり、印刷できなかったりする文書があります。
Vine Linux 4.1をお使いの場合、コマンドラインから日本語を含むPDFを印刷すると、Ghostscriptが不正終了するためPDF印刷が止まることがあります。この問題は、Adobe Readerを使用することにより回避できます。
Vine Linux 4.1をお使いの場合、Adobe Reader 8からPDFファイルを印刷すると、Adobe Reader 8が作成するPSファイルをGhostscript(7.07)が解析できず異常終了し、フィルタ処理が終了するため、キューが停止することがあります。この問題は、Adobe Reader 7を使用すると回避できます。
Vine Linux 4.1または4.2、Fedora 8または9、もしくはRedHat Enterprise Linux v.5をお使いの場合、CUPSフィルタが常にポートレイトでPSコマンドを作成するため、テキストファイルの印刷において、ランドスケープ指定時に向きがポートレイトとなり、印字が欠けているような印刷結果になることがあります。また、CUPS標準フィルタのtexttopsで提供される機能は正しく動作しないことがあります。この問題は、CUPS設定ファイルmime.convsのtext/plain行で指定されているCUPSフィルタ名を、CUPS標準フィルタのtexttopsに変更すると回避できます。
その場合、日本語テキストは文字化けしますので、テキストエディタやpapsなどのテキスト・ポストスクリプト変換プログラムで作成したPSコマンドを印刷する必要があります。
SUSE Linux 9.3または10.0をお使いの場合、MozillaまたはFireFoxの印刷画面から印刷するときに、複数部数を指定しても、設定内容は有効にならず、1部しか印刷されません。この問題は、以下に示すように、/etc/cups/mime.convsファイルの該当する行を変更すると回避できます。
[修正前]
application/mozilla-ps application/postscript 33 pswrite
[修正後]
application/mozilla-ps application/postscript 33 pstops
Mandriva One 2008 SpringまたはMandriva 2008 PowerPackでCUPSのバージョンが1.3.6のシステムをお使いの場合、CUPSの標準機能を指定して印刷しても、印刷結果に反映されないことがあります。この問題は、CUPSをアップデートすると回避できます。
付録
このドライバーに含まれるライセンスモジュールの一覧を示します。
別表1(このドライバーのソフトウェア)
CANSRGBA.ICC/ CNC610A.ICC/ CNC610B.ICC/ CNC710A.ICC/ CNC710B.ICC/ CNC711A.ICC/ CNC711B.ICC/ CNC810A.ICC/ CNC810B.ICC/ CNC910A.ICC/ CNC910B.ICC/ CNCA10A.ICC/ CNCA10B.ICC/ CNCB10A.ICC/ CNCB10B.ICC/ CNCC10A.ICC/ CNCC10B.ICC/ CNCD11A.ICC/ CNCD11B.ICC/ CNCE10A.ICC/ CNCE10B.ICC/ CNCF10A.ICC/ CNCF10B.ICC/ CNCG10A.ICC/ CNCG10B.ICC/ CNCG11B.ICC
CNCH10A.ICC/ CNCH10B.ICC/ CNCI10A.ICC/ CNCI11B.ICC/ CNCJ10A.ICC/ CNCJ10B.ICC/ CNL610A.ICC/ CNL610B.ICC/ CNL611A.ICC/ CNL611B.ICC/ CNL760A.ICC/ CNL760B.ICC/ CNL810A.ICC/ CNL810B.ICC/ CNL820A.ICC/ CNL820B.ICC/ CNL821A.ICC/ CNL821B.ICC/ CNL960A.ICC/ CNL960B.ICC/ CNL980A.ICC/ CNL980B.ICC/ CNLA60A.ICC/ CNLA60B.ICC/ CNLA80A.ICC/ CNLA80B.ICC/ CNLB10A.ICC/ CNLB10B.ICC/ CNLC10A.ICC/ CNLC10B.ICC
CNLD10A.ICC/ CNLD10B.ICC/ CNLD80A.ICC/ CNLD80B.ICC/ CNLE60A.ICC/ CNLE60B.ICC/ CNLF10A.ICC/ CNLF10B.ICC/ CNLG10A.ICC/ CNLG10B.ICC/ CNLH60A.ICC/ CNLH60B.ICC/ CNLH80A.ICC/ CNLH80B.ICC/ CNLI10A.ICC/ CNLI10B.ICC/ CNLJ80A.icc/ CNLJ80B.icc/ CNLK80A.icc/ CNLK80B.icc/ CNLL10A.icc/ CNLL10B.icc/ CNLM10A.icc/ CNLM10B.icc/ CNZ005.ICC/ CNZ006.ICC/ CNZ007.ICC/ CNZ008.ICC/ CNZ055.ICC
CnLB0021.DAT/ CnLB0052.DAT/ CnLB0089.DAT/ CnLB0203.DAT/ CnLB035C.DAT/ CnLB03C2.DAT/ CnLB050F.DAT/ CnLB065C.DAT/ CnLB0729.DAT/ CnLB0953.DAT/ CnLB0A87.DAT/ CnLB0C13.DAT/ CnLB0CCA.DAT/ CnLB0DD6.DAT/ CnLB0E99.DAT/ CnLB10F8.DAT/ CnLB1104.DAT/ CnLB1A99.DAT/ CnLB12B9.DAT/ CnLB1F1F.DAT/ CnLB1493.DAT/ CnLB157C.DAT/ CnLB15C8.DAT/ CnLB1732.DAT/ CnLB174D.DAT/ CnLB1DA1.DAT/ CnLB2030.DAT/ CnLB2289.DAT/ CnLB22F7.DAT
CnLB2325.DAT/ CnLB242B.DAT/ CnLB26EB.DAT/ CnLB2775.DAT/ CnLB2887.DAT/ CnLB2C08.DAT/ CnLB3124.DAT/ CnLB3295.DAT/ CnLB33CE.DAT/ CnLB33E5.DAT/ CnLB3547.DAT/ CnLB3645.DAT/ CnLB3DEA.DAT/ CnLB3E20.DAT/ CnLB3E25.DAT/ CnLB3FEB.DAT/ CnLB3FFE.DAT/ CnLB402B.DAT/ CnLB44F9.DAT/ CnLB4758.DAT/ CnLB4896.DAT/ CnLB495F.DAT/ CnLB4984.DAT/ CnLB49AC.DAT/ CnLB4A33.DAT/ CnLB4B7B.DAT/ CnLB4CAF.DAT/ CnLB4DC9.DAT/ CnLB50B6.DAT
CnLB511D.DAT/ CnLB51C4.DAT/ CnLB5286.DAT/ CnLB5736.DAT/ CnLB582E.DAT/ CnLB5BD1.DAT/ CnLB5BE6.DAT/ CnLB5D7D.DAT/ CnLB5F49.DAT/ CnLB64C1.DAT/ CnLB682C.DAT/ CnLB6A54.DAT/ CnLB6C81.DAT/ CnLB6CC9.DAT/ CnLB6CE8.DAT/ CnLB6D8B.DAT/ CnLB71AF.DAT/ CnLB75F3.DAT/ CnLB7754.DAT/ CnLB789E.DAT/ CnLB7AAC.DAT/ CnLB7C4F.DAT/ CnLB7D50.DAT/ CnLB7D56.DAT/ CnLB7E3A.DAT/ CnLBE76C.DAT/ CnLB7E89.DAT/ CnLBECB5.DAT/ CnLB7FED.DAT/ CnLB7FF3.DAT/ CnLB8018.DAT/ CnLB8037.DAT
CnLB82F5.DAT/ CnLB8568.DAT/ CnLB8773.DAT/ CnLB88EC.DAT/ CnLB8925.DAT/ CnLB8A05.DAT/ CnLB8AEC.DAT/ CnLB8AF4.DAT/ CnLB9005.DAT/ CnLB9053.DAT/ CnLB91CD.DAT/ CnLB9238.DAT/ CnLB9263.DAT/ CnLB92C7.DAT/ CnLB9311.DAT/ CnLB96C4.DAT/ CnLB9724.DAT/ CnLB99D2.DAT/ CnLB9B6F.DAT/ CnLB9C65.DAT/ CnLB9F62.DAT/ CnLBA028.DAT/ CnLBA22F.DAT/ CnLBA2A9.DAT/ CnLBA633.DAT/ CnLBA6A8.DAT
CnLBA7E1.DAT/ CnLBA811.DAT/ CnLBAAB9.DAT/ CnLBAC02.DAT/ CnLBAD22.DAT/ CnLBAE22.DAT/ CnLBB00D.DAT/ CnLBB051.DAT/ CnLBB57D.DAT/ CnLBB74A.DAT/ CnLBB8C5.DAT/ CnLBBC70.DAT/ CnLBBC77.DAT/ CnLBBD1A.DAT/ CnLBBD75.DAT/ CnLBBFAD.DAT/ CnLBC025.DAT/ CnLBC031.DAT/ CnLBC07C.DAT/ CnLBC0B5.DAT/ CnLBC0BB.DAT/ CnLBC12E.DAT/ CnLBC19C.DAT/ CnLBC19E.DAT/ CnLBC41F.DAT
CnLBC4C1.DAT/ CnLBC501.DAT/ CnLBC60E.DAT/ CnLBC61C.DAT/ CnLBC662.DAT/ CnLBC761.DAT/ CnLBC7E9.DAT/ CnLBC9E1.DAT/ CnLBCA28.DAT/ CnLBCAA4.DAT/ CnLBCFCA.DAT/ CnLBD2A2.DAT/ CnLBD37D.DAT/ CnLBD4C7.DAT/ CnLBD5ED.DAT/ CnLBD635.DAT/ CnLBD750.DAT/ CnLBD757.DAT/ CnLBD876.DAT/ CnLBD9BD.DAT/ CnLBDAB4.DAT/ CnLBDC35.DAT/ CnLBDDBE.DAT/ CnLBDE79.DAT/ CnLBDE7B.DAT
CnLBDF09.DAT/ CnLBDFA3.DAT/ CnLBE1E7.DAT/ CnLBE2B8.DAT/ CnLBE418.DAT/ CnLBE71E.DAT/ CnLBE726.DAT/ CnLBE82F.DAT/ CnLBEA17.DAT/ CnLBEAC8.DAT/ CnLBEB13.DAT/ CnLBEEA4.DAT/ CnLBEF52.DAT/ CnLBF017.DAT/ CnLBF066.DAT/ CnLBF2D0.DAT/ CnLBF5F6.DAT/ CnLBF924.DAT/ CnLBFA5E.DAT/ CnLBFB32.DAT/ CnLBFC60.DAT/ CnLBFDB2.DAT/ CnLBFDDF.DAT/ CnLB_04A.DAT/ CnLB_08A.DAT
CnLB_10A.DAT/ CnLB_12A.DAT/ CnLB_13A.DAT/ CnLB_14A.DAT/ CnLB_15A.DAT/ CnLB_16A.DAT/ CnLB_18A.DAT/ CnLB_19A.DAT/ CnLB_21A.DAT/ CnLB_23A.DAT/ CnLB_24A.DAT/ CnLB_26A.DAT/ CnLB_27A.DAT/ CnLB_28A.DAT/ CnLB_29A.DAT/ CnLB_30A.DAT/ CnLB_32A.DAT/ CnLB_34A.DAT/ CnLB_35A.DAT/ CnLB_36A.DAT/ CnLB_38A.DAT/ CnLB_40A.DAT/ CnLB_41A.DAT/ CnLB_42A.DAT/ CnLB_43A.DAT
CnLB_44A.DAT/ CnLB_45A.DAT/ CnLB_46A.DAT/ CnLB_47A.DAT/ CnLB_48A.DAT/ CnLB_49A.DAT/ CnLB_50A.DAT/ CnLB_51A.DAT/ CnLB_52A.DAT/ CnLB_53A.DAT/ CnLB_54A.DAT/ CnLB_55A.DAT/ CnLB_57A.DAT/ CnLB_58A.DAT/ ThLB_27A.BIN/ ThLB_28A.BIN/ ThLB_40A.BIN/ ThLB_41A.BIN/ ThLB_48A.BIN/ ThLB_49A.BIN
CNCC.PRF/ c3pldrv/ cnsetuputil/ cnsetuputil.png/ libc3pl.so.0.0.1/ libcaepcm.so.1.0/ libcaiousb.so.1.0.0/ libcaiowrap.so.1.0.0/ libcanon_slim.so.1.0.0/ libColorGear.so.0.0.0/ libColorGearC.so.1.0.0
cnpkbidi/ cnpkmoduleufr2/ libEnoJBIG.so.1.0.0/ libEnoJPEG.so.1.0.0/ libcaiocnpkbidi.so.1.0.0/ libcanonufr2.la/ libcanonufr2.so.1.0.0/ libcnlbcm.so.1.0/ libufr2filter.so.1.0.0/ cnpkbidi_info_000.xml/ cnpkbidi_info_001.xml/ cnpkbidi_info_002.xml/ cnpkbidi_info_003.xml/ cnpkbidi_info_004.xml
別表2(GNU General Public License Version 2に基づき許諾されるフリーソフトウェアモジュール)
*.ppd/ *.res/ cnusb/ cngplp/ cnjatool/ cngplp.mo/ cngplp.glade/ canon-laser-printer.usb-quirks/ cnsetuputil.desktop/ cnsetuputil.mo/ install.sh/ installer_de_ufr8.lc/ installer_en_ufr8.lc/ installer_es_ufr8.lc/ installer_fr_ufr8.lc/ installer_it_ufr8.lc/ installer_ja_ufr8.lc/ installer_ko_ufr8.lc/ installer_zh_CN_ufr8.lc/ installer_zh_TW_ufr8.lc
cngplp_ufr2.glade/ common_ufr2.res/ func_config_ufr2.xml/ libuictlufr2.1.0.mo/ libuictlufr2.la/ libuictlufr2.so.1.0.0/ pstoufr2cpca
別表3(フリーソフトウェアモジュール)
buflist.h/ buftool.h/ libbuftool.a/ libcanonc3pl.so.1.0.0
cnpklibufr2.h/ libcnpkufr2.a/ libcnpkufr2.la
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